「Windows11でOfficeが消えて急に使えなくなった」トラブルサポート

みなさん、こんにちは。

埼玉県ふじみ野市のITサポートSORAの関口剛史です。

おかげさまで、多くの方からご相談とITサポートのご依頼をいただいております。

ITサポートの相談・トラブル内容は様々ですが、時として同じようなトラブルのご相談をいただくことがあります。

その場合、お客様のパソコンの問題ではなく、Windows側の不具合である可能性があります。

先日、立て続けに「Windows11でOfficeが消えて急に使えなくなった」とのご相談がありました。

もしかしたら、とある条件下で発生するWindowsとOfficeの不具合である可能性があります。

今日は「Windows11でOfficeが消えて急に使えなくなった」トラブルサポートについて書いていきます。

目次

リモートサポート

Officeが消えて急に使えなくなる現象

Officeがインストールされてない状態

先日、複数のお客様から「Office(Word・Excel・Outlook)が突然使えななった。Officeファイルを開いても開けない」とのご相談がありました。

リモートサポートにてお客様のパソコンを確認したところ以下の事象が確認できました。

  • Word・Excel・PowerPoint・Outlookのいずれか3つが起動しない。(アプリメニューにもない)
  • Word・Excel・PowerPointのいずれか1つだけが残っていてアプリが開ける
  • アプリケーションの一覧にOfficeが存在しない(Windowsにインストールされていない状態)
  • Officeファイルを開こうとすると、他のアプリが起動をする。(Officeが消えたことで、拡張子の規定値が変更された)
  • OfficeのインストールフォルダにもWord・Excel等の実行ファイルが残っていない。
  • Window Update後に不具合が発生した
  • Office2016のプリインストールモデルを使用している
  • 以前に、Windows10からWindows11へアップグレードした

※2022年11月29日追記:Windows10とOffice2016の組合わせでも同現象が発生することを確認しました。

とあるお客様はPowerPointだけが残り、Word・Excel・PowerPoint・Outlookが削除された状態。

別のお客様はWordだけが残り、Excel・PowerPoint・Outlookが削除された状態。

共通点は、Windows内にはOfficeの1つのアプリだけが残り、それ以外は削除された状態となっていること。

Officeアプリの拡張子が異なるアプリを指定されていること。

Officeのトラブルの場合、アプリケーション一覧からOfficeのクイック修復することが1番早いです。

Officeの修復

しかし、アプリケーション一覧からもOfficeが消されてしまっているため、Officeのクイック修復もオンライン修復もできない状況。

Officeがインストールされてない状態

Officeが消えた場合の対応方法

今回の現象は、Windows上ではOfficeがアンインストールされた状況になっています。

その場合、以下の対応が考えられます。

  • Officeを再インストールする
  • Windowsのシステム復元を試みる

どちらのお客様もリモートサポートで対応しているため、安全かつ確実なOfficeを再インストール方法で対応しました。

以降説明する内容は、お客様の責任と判断において行ってください。コメント欄による質問は受け付けておりませんで、あらかじめご了承ください。

消えたOfficeを再インストールする手順

Officeの再インストールには、Officeをインストールした際、Officeライセンスを紐付けたマイクロソフトアカウント情報(メールアドレスとパスワード)が必要になります。

今回の不具合では1つのOfficeアプリが残っているため、Officeアプリのアカウント情報からマイクロソフトアカウントを確認できました。

マイクロソフトアカウントの確認

マイクロソフトのMicrosoft365のサイトから、マイクロソフトアカウントでサインイン

Microsoft365アクセス手順

マイクロソフトアカウントサイトの”サービスとサブスクリプション”を左クリック

Officeの再インストールを実施。

Officeの再インストール

インストール完了後、拡張子の関連付けを修正

Officeの関連付けを修正

Outlookのプロファイルが初期化されてしまったため、Outlookのメール設定を再設定しました。(Outlookの再設定の際に、Outlookで使用していたメールアドレスとメール受信用パスワードの情報が必要になります)

Outlookの再設定

その後、Officeが正常に使えることを確認しました。

心理カウンセリング空

マイクロソフトアカウントのサイトでOfficeライセンスが確認できない場合

Microsoft365サイトのサービスメニューでOfficeのラインセンスが表示されない場合は、サインインしたマイクロソフトアカウントとは異なるアカウントでOfficeのライセンス認証したと思われます。

その場合、Officeをインストールした際に関連付けたと思われるマイクロソフトアカウント(メールアドレス)で、1つずつサインインを試みるしかありません。

検証していませんが、Windowsのシステム復元(少し前の状態に戻す)ことで、Officeの不具合を解消することができる可能性があります。(ただし、Windowsシステム復元が有効化されている場合に限る)

Officeに関連づけたマイクソフトアカウントがわからず、Windowsシステム復元でも改善しない場合、Officeの買い直しを検討する必要があります。

Officeの購入方法は以下の2つ

Microsoft 365 Personal(最新 1年版)をサブスクリプションで購入する

Microsoft Office Home & Business 2021の永続版を購入する

Microsoft Office Home & Business 2021の永続版は、プリインストール版とは異なり、どのパソコンでも2台まで使用できるため、今後、パソコンを買い替えた際にも使い続けることができます。

どちらのOfficeがいいかは、ご自身のパソコンとOfficeの使い方により異なりますので、Officeの仕様を確認のうえご判断ください。

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まとめ

今回のWindows11でOfficeが突然消える現象は、どういう条件で発生するのかが不明です。

しかし、複数の方で同現象が発生したので、何かしらのタイミングで発生することが考えられます。

いずれにしても、いつでもOfficeの再インストールができるように、Officeのライセンスとマイクロソフトアカウントの関連性を事前に調べておいた方が安全かと思います。

今回のOfficeの不具合、先日のBitlockerのトラブルなど、最近はWindows Update後に致命的な問題が起こりやすいように感じます。

Windowsを運用するうえで、必要な情報(マイクロソフトアカウント・Bitlockerの回復キー・Officeのライセンスなど)を今一度確認しておいた方がよさそうです。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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