みなさん、こんにちは。
埼玉県ふじみ野市のIT・パソコンサポートSORAの関口剛史です。
Windows10は定期的なWindowsアップデートを繰り返しながら、セキュリティホールが修正され、新しい機能が日々追加されています。
しかし、Windowsアップデート後に「今まで使えていた機能が使えなくなる」不具合も多発しています。
東京都新宿区のお客様より「USBプリンタで印刷できなくなった」とのトラブルサポートの相談をいただき、原因を調べた結果、Windowsアップデートが原因でした。
Windows Update”KB4560960”で印刷できなくなる不具合
お客様は、Windows10(バージョン1903)にbrother製プリンターをUSBで接続している環境で、2020年6月12日頃よりプリンタで印刷できなくなったとのこと。
原因は、2020年6月11日にインストールしたWindows品質更新プログラム”KB4560960”にUSBプリンタに関するバグがあったため。
”KB4560960”でのバグはマイクロソフトも認識しており、その対処方法として、USBプリンタをWindowsより先に起動する方法が案内されていましたが、お客様環境では、それでも印刷できない状況。
コントロールパネルのデバイスとプリンターで確認すると、brother製プリンタは”未指定”になっている。
ご相談をいただいたときに、マイクロソフトより修正プログラム”KB4567512”がリリースされたが、修正プログラムはWindowsアップデートで自動インストールされないため手動でインストールする必要がある。
Microsoft Updateカタログより”KB4567512”のインストール
”KB4560960”のバグに対応した修正プログラム”KB4567512”は自動配信されないため、手動でダウンロード・インストールをする必要がある。
Microsoft Updateカタログサイトより”KB4567512”を検索。検索一覧から、問題のコンピュータに適合したアップデートファイルをダウンロードしインストール。
インストール後パソコンを再起動し”KB4567512”がインストールされたことを確認。USBプリンタで印刷できるようになった。
コントロールパネルのデバイスとプリンターでは、brother製プリンタは”未指定”のままになっているが、USBプリンタの動作に問題ないため経過観察とする。
まとめ
Windows10は、Windows Updateより機能が強化されセキュリティが保たれていますが、Update後に今まで使えていた機能が使えなくなる現象も発生しています。
Windows10に色々な機能を追加するのもいいですが、Windowsを業務で使う人にとっては、機能追加よりも安定して使えることが1番重要です。
まもなく”Windows 10 May 2020 Update”の大型アップデートがリリースされますが、問題が起きないことを願うばかりです。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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