みなさん、こんにちは。
ふじみ野市でITサポートを行っているSORAの関口です。
現代は情報化時代です。一人ひとりがスマホを持ち、すべてがインターネットとつながり、簡単に何かを調べられたり、誰かとコミュニケーションができる時代。
情報化時代とは一人ひとりがネットにつながり、膨大な情報を瞬時に入手できる時代のこと。
情報化時代では、無秩序に降ってくる膨大な情報の中から、自分という存在をとおして、どう思考を広げアイディアを発想し、どうひとつのかたちにまとめていくのか?という能力が問われてきます。
これからも、より高速化と抽象化していく情報化時代のなかで、情報に追われることなく、情報を具体的にまとめていくには、自分なりの思考法を持つ事が必要です。
そこで、今日は私が日々使用している思考法のひとつ、ブレインストーミングとimaindmapを組み合わせた方法をご紹介します。
ブレインストーミングとは?
ブレインストーミング(以下ブレスト)とは、アレックス・F・オズボーン氏が考案した会議手法のひとつ。
ひとつのテーマに対して、5名~10名ぐらいの人数で、自由にアイディアを出しあいながら、新しいアイディアを誘発させていく手法です。
私も付箋紙を使いながら実際にやってみましたが、参加者同士ワイワイとアイディアを出し合うのは、かなり楽しい時間になります。
しかし、ブレストは自由といっても下記の4つのルールは厳守します。
ブレストの4つのルール
- 奇抜な、想定外なアイディアでもOK(ひらめき・直感を大事にする)
- アイディアの評価・結論を出さない(すべてを受け入れストレスフリーにする)
- アイディアの質よりも量を重視する(評価思考を停止させる)
- 他人のアイディアに便乗してもOK(新しい組み合わせの発見)
人間ひとりひとりが価値観も経験も違うからこそ、ことなる視点でアイディアを出し合い、広げていくのがブレストの目的です。
ただ、ブレストはアイディアを自由に出し合って終わりではありません。
アイディアを出し合ったあとは、無秩序に広がったアイディアを、関係しそうなグループにまとめていきます。
次に、グループ毎にまとまったアイディアを見て、更に新しいアイディアを考えたり、問題を俯瞰して思考したり、アイディアから実際の企画に落とし込んでいくなど、アイディアを”かたちある”ところまで落とし込んでいきます。
人間の思考はシングルタスクのため、アイディアを広げることと、アイディアをまとめ、”かたちにしていく”ことを同時にはできません。
よって、ブレストでは、最初に自由にアイディアを広げてから、アイディアをグループ毎にまとめるプロセスが大事になります。
ひとりでブレストできないか?
オズボーン氏が、ブレストの際に5名~10名ぐらいの人数を推奨しているのは、異なる価値観や経験の達とアイディアを出し合うことに意義があるからです。
しかし、実際には、会社などでの会議で、実際にブレストをする機会はとても少ないのではないでしょうか?
また、私のように個人事業主の場合、ひとりで思考をすることも多く、みんなでブレストをやるような機会は少ないものです。(一人で付箋を書いて貼っていくのは寂しいです・・・)
でも、ブレストは大変パワフルな思考法です。なんとか一人でブレストができないだろうか?と考えて、見つけたのがiMindmap Ultimate Ver9のブレインストームモードです。
iMindmapとは?
まず、マインドマップとはトニー・ブザンが提唱した思考法のひとつ。
マインドマップは人間の脳の思考プロセスに沿った考え方で、紙の中心にテーマを書き、そこから思いつくキーワードを放射状に広げていくことで、新しいアイディアが閃いたり、逆に物事を俯瞰的に考えられたり、記憶が定着しやすくなる思考法です。
iMindmapとは、マインドマップをパソコンで書けるようにしたアプリケーションです。
直感と感覚が大事なマインドマップは、手書きがいちばんいいのですが、紙だと紙の枠内で書くという制約やマップの追加・修正ができないという反面があります。
iMindmapを使うことによって、パソコンさえあれば制約なくマインドマップを作ること、マップの追加修正ができることなど、デジタルならではのメリットがあります。
私は長らくiMindmapを愛用してきましたが、今までのiMindmapはマインドマップを作ることしかできませんでした。
しかし、iMindmap Ultimate Ver 9から新たにブレインストームモードが追加され、思考ツールアプリとして化使えるようになりました。
ブレインストームモードが追加されてからは、iMindmapでマインドマップを作るよりも、こちらの機能を使うようになりました。
iMindmap Ver9 ブレインストームモードの特徴
ブレインストーミングの特徴は、文字入力とEnterキーだけで、画面に付箋を貼り付けることができること。
そのシンプルな操作性は、直感的なアイディアを広げていくには大切な要素です。
パソコンさえあれば、画面のなかに、アイディアやキーワードを入力した付箋を貼り付け、いくらでもアイディアを広げていくことが可能です。
慣れてくると、付箋紙に書くよりも早くアイディアやキーワードを展開することもできますので、ひとりブレストには最適なアプリケーションです。
iMindmapのブレインストームモードでひとりブレスト手順
では、ブレインストームモードの利用手順をご紹介します。今回のBlog記事作成のアイディをブレインストームモードで展開していきます。
1.ブレストのテーマを決める。
2.10分間タイマーをセットし、その間はアイディアを広げることにだけに集中する。
3.思いつくままアイディアを広げていく。このとき、誤入力・誤変換などは修正せずに、何も考えずに思いついた言葉をどんどん入力していく。
4.実際にやってみると10分間は意外と長く、途中でアイディアに詰まるときがある。
その時は、テーマを意識しながら、今までの付箋を読み返してみたり、視点を変えて周りの景色を見てみたり、テーマに関連しそうなキーワードを適当にGoogle検索するなどして、新しい言葉やアイディアを見つけます。
5.10分経過後、張り出された付箋の中から、似たような言葉をグループ分け・色分けしていきます。
6.もれなく、だぶりなく、グループ分けができたら、付箋をグループ化します。
7.グループを起承転結に並び変えBlogのアウトラインイメージを作ります。
8.ブレストイメージを見ながらBlogのライティングに取りかかります。
9.iMindmap Ver9で作成したブレストデータはマインドマップ形式に切り替えることも可能です。
最初はブレストで思考を広げ、マインドマップで情報をまとめるという使い方もできます。
10.作成したブレストデータ・iMindmapデータは、画像化してEvernoteに保存をしておきます。
Evernoteに保存をしておくことで、次にブレストを調べたいと思ったときに、直ぐに調べられるようになります。
まとめ
いかがでしたでしょうか?、Blogを書くときにいきなり文章を作成すると、なかなか構成が決まらず文章の中を行ったり来たりしてしまいますが、ブレストでアイディアを出してグループ化してから書き出すと、ライティングがスムーズに流れていく感じがします。
ブレインストームモードに対応したiMindmap Ulitmate Ver9の定価は27,000円とかなり高価ですが、日々の情報や思考プロセスを効率化できると思えば、高くない金額だと思います。
また、新しいiMindmap Ver10が近々発売されるようですので、興味があるかたは、iMindmapのサイトを要チェックです。
今回のオススメアイテム
■マインドマップを学ぶなら、まずはこの本から
■いろいろな思考法(考具)がわかりやすく解説されています
コメント
コメント一覧 (6件)
[…] ープ名をブランチとしてマインドマップを書きはじめる。私が使用しているiMIndMapにもブレスト機能がついており、最初からマインドマップを書くよりも、先にキーワードを吐き出した上 […]
[…] iMindmap 9のブレインストームモードを使用して”ひとりブレスト” […]
[…] 関連記事iMindmap 9のブレインストームモードを使用して、ひとりブレスト […]
[…] 関連記事iMindmap 9のブレインストームモードを使用して、ひとりブレスト […]
[…] 関連記事iMindmap 9のブレインストームモードを使用して、ひとりブレスト […]
[…] 関連記事iMindmap 9のブレインストームモードを使用して、ひとりブレスト […]