みなさん、こんにちは
埼玉県ふじみ野市でITサポートを行っているSORAの関口です。
新型コロナウイルスの影響により、1人あたり10万円の特別定額給付金を支給することになりました。
給付を受けるためには、給付申請書を記載して、以下の2つの方法で申請をする必要がありそうです。
- 郵送で申請
- オンラインで申請(マイナンバーカードを持っている人のみ)
2020年1月現在マイナンバーカードの普及率は15%程度のこと。
おそらく、今(2020年4月25日)からマイナンバーカードを申請しても特別定額給付期間中に間に合うかどうか不明ですが、今後のことを考えておくとマイナンバーカードを取得しておいたほうがよさそうに思います。
そこで、「パソコンでマイナンバーカードのオンライン申請」する手順について説明していきたいと思います。
マイナンバーカード取得までのフロー
まずは、マイナンバーカードの取得告までの全体の流れを掴んでおきましょう。
マイナンバーカード申請時に必要なもの
次に、マイナンバーカードを申請するために必要なものを準備しましょう。
- 通知カード
- 個人番号カード交付申請書兼電子証明書発行申請書
- 証明写真
- メールアドレス(オンライン申請の場合のみ)
- パソコン・スマホ(オンライン申請の場合のみ)
「通知カード」と「個人番号カード交付申請書兼電子証明書発行申請書」は、お住まいの市役所からご自宅に郵便で発送されています。
申請にあたり準備する必要があるものが「証明写真」のみなります。
マイナンバーカードの2つの申請方法
マイナンバーカードの申請には、郵便送付による「郵便申請」とインターネットを利用した「オンライン申請」の2つの申請方法があります。
「郵便申請」は、町でよく見かける証明書用写真機で証明用写真を撮影し、その写真を個人番号カード交付申請書に貼り付けて、郵便で申請する方法です。
インターネットを利用した「オンライン申請」には、以下3つの申請方法があります。
- スマートフォンによる申請
- パソコンによる申請
- 証明用写真機による申請
「証明用写真機による申請」は、「マイナンバーカード申請に対応した証明用写真機」で申請を行う方法です。証明用写真機で証明写真を撮り、その写真機のタッチパネルに必要事項を入力して申請する方法になります。
このブログでは、証明写真をスマホで撮影しパソコンで申請する手順についてご説明します。
スマホでの申請手順は以下のブログをご確認ください。
Step1 スマホで証明写真を撮影
ここでは、 Androidスマートフォンを利用して証明書撮影し、それをトリミング(切り取り)して、パソコンに送信するまでの手順をご説明します。
スマホで証明写真を撮影
スマホのカメラ機能を使って証明写真を撮影しましょう。
マイナンバーカードの写真は下記のように指定されていますので参考にしておきましょう。
【参考URL】
https://www.kojinbango-card.go.jp/kofushinse/checkpoint.html
白い壁を背景に証明写真を撮影します。
撮影時のポイントは、後でトリミング(切り取り)をするので、顔をアップにして撮影しないことです。
トリミングアプリケーションをスマホにインストール
最初に、撮影した証明写真をトリミングするために、写真加工アプリをスマホにインストールします。ここでは 「Snapseed」アプリをインストールします。
スマートフォンのアプリメニューにあります、「Playストア」をタップします。
画面右側にある「むしめがね」をタップします。
検索欄に「Snapseed」と入力をします。1番上にスナップシードが表示されますので、それをタップします。
Snapseedの「インストール」をタップします。これでインストールが完了です。
撮影した証明写真をトリミング
「Snapseed」を利用して証明写真をトリミングします。
スマホのアプリ一覧から、「Snapseed」を選択・タップします。
「Snapseed」の画面左上の「開く」をタップします。
先ほど撮影した証明写真を選択。タップします。
画面右下の「えんぴつマーク」をタップします。
表示されたメニューから「切り抜き」をタップします。
画面四隅の「 」をタップしながら動かします。
ちょうどいいところまで「 」を狭め、右下の下「v」をタップします。
写真に問題がなければ、「保存」をタップして、スマホに写真を保存します。
これで証明写真の撮影は完了です。
スマホの証明写真をパソコンにコピー
今回はマイナンバーカードの申請をパソコンで行います。そのためスマホで撮影した証明写真をパソコンにコピーする必要があります。
スマホの写真をパソコンにコピーする方法は、GoogleフォトやDropboxなどのオンラインストレージを使う方法があります。ここでは簡単にデータをコピーできる「Send Anywhere」というアプリを利用して、スマホからパソコンに証明写真を移す方法をご説明します。
「Send Anywhere」のインストール
スマートフォンのアプリメニューにあります、「Playストア」をタップします。
画面右側にある「むしめがね」のタップします。
検索欄に「Send Anywhered」と入力をします。1番上に「Send Anywhered」が表示されますのでそれをタップします。
「インストール」をタップして、インストール完了です。
Sendanywhereを利用して証明写真を転送
まず、パソコンを開き「Sendanywhere」のウェブサイトにアクセスします。googleの検索で「sendanywhere」と検索するか、
直接URL:https://send-anywhere.com/ja/へアクセスをします。
次に、スマホ側の「Sendanywhere」をタップします。
表示された写真の一覧から、先ほどトリミングした証明写真をタップし、画面右下の「紙飛行機」アイコンをタップします。
スマホに下図画面が表示されます。6桁の番号を確認します。
続いて、パソコン側の「Sendanywhere」の受信欄に、スマホに表示されている6桁の番号を入力し「受信」をクリックします。
スマホからパソコンへデータ転送がはじまります。
パソコンの「ダウンロードフォルダ」に証明写真が保存されます。
ダウンロードフォルダに保存された、証明写真をパソコンのデスクトップ等に保存して移動完了です。
Step2 マイナンバーカードの申請(オンライン申請)
証明写真の準備ができたら、マイナンバーカードのオンライン申請を行います。
マイナンバーカードを申請する際に「電子証明書」を”希望する”か”希望しない”の選択が問われます。
マイナンバーカードを利用してe-Taxで確定申告をする場合は【電子証明書が必須】になります。恐らく、特別定額給付金をオンラインで申請する際も、個人認証のために電子証明書は必要になると思います。
マイナンバーカードの申請の前に、電子証明書について理解しましょう。
電子証明書とは?
電子証明書をひとことで説明すると、電子証明書は【 印鑑証明書のデジタル版 】です。
印鑑証明書は、「印鑑(印影)」と「申請者」を市役所で本人認証することで、「印鑑を持っている人」+「印鑑証明書」=「その人自身」であることを公に証明するものです。
電子証明書も同じ考えで、電子証明書(ICチップ)内の「パスワード」と「申請者」を本人を市役所で本人認証をすることで、「電子証明書を持っている人」+「電子証明書のパスワードを知っている」=「その人自身」であることを公に証明するものです。
「市役所に認証されたマイナンバーカード(電子証明書)を持っている」+「電子証明書のパスワードを知っている」+「それをICカードリーダーに読ませる」ことで、インターネット上でも本人認証が可能になります。
マイナンバーカード申請時に必要なもの
オンラインでのマイナンバーカード申請は、以下のものが必要になりますので手元に準備します。
- 通知カード
- 個人番号カード
- 証明写真
- メールアドレス
- パソコン
※「通知カード」と「個人番号カード」は、お住まいの自治体よりご自宅に送付されています。
マイナンバーカード申請
「マイナンバー総合サイト」にアクセス
【URL】
https://www.kojinbango-card.go.jp/index.html
メニューの「マイナンバーカード交付申請」を選択
交付申請画面の中段にある「パソコンの申請方法はこちら」を選択
パソコンによる申請方法画面から、「オンライン申請用サイトはこちら」を選択
オンライン申請用画面になります。「2つのチェック項目」にチェックを入れ「確認」を選択
メールアドレス登録画面になります。必要事項を入力していきます。
※申請書IDは、「個人番号交付申請書」に記載されている12桁の番号です。
必要事項入力後、画像認証欄に「表示されている文字」を入力し、「更新」を選択
上項で入力したメールアドレス宛に、「申請情報登録用URLのご案内」メールが届きます。メール内のURLをクリック
顔写真登録画面になります。”アップロード”を選択
デスクトップに保存した証明写真を選択し、「アップロード」を選択
アップロードされた写真欄に、証明写真が表示されます。問題がないこと確認し、3つの確認事項にチェックをつけて「登録」を選択
生年月日の入力になります。生年月日を入力し、「上記申請内容に、誤りはありません」にチェックをつけ「確認」を選択
マイナンバーカードの申請が完了しました。お疲れ様でした。
Step3 個人番号カード交付通知書の受領と暗証番号の設定
マイナンバーカードの申請後、しばらくすると、自宅に「個人番号カード交付通知書」が届きます。
ちなみに、私は2016年12月前半にマイナンバーカードの申請して、交付通知書が自宅に届いたのが1月末でしたので、通知書の交付まで2ヶ月要しました。
「個人番号カード交付通知書」には、以下の2つが入っています。
- 個人番号カード交付・電子証明書発行通知書 兼 照会書
- 個人番号カード 暗証番号設定メモ
個人番号カード交付・電子証明書発行通知書 兼 照会書
「個人番号カード交付・電子証明書発行通知書 兼 照会書」(ハガキ)は、住所・氏名などを記載して市役所に持って行きます。
個人番号カード 暗証番号設定メモ
「個人番号カード暗証番号設定メモ」は、”マイナンバーカード”と”電子証明書”に登録する暗証番号を事前に決めるためのメモです。
このメモの目的ですが、マイナンバーカードを市役所で受け取る際、マイナンバーカード発行の専用の「大きなタブレット」で「マイナンバーカード」と「電子証明書」の2種類の暗証番号(パスワード)を【 自分で入力する 】際に、間違えないように、忘れないようにするために、あらかじめ暗証番号をメモしておくことです。
このメモ用紙には、計5つの暗証番号を記入する欄があります。
まず、上段の4つの暗証番号欄について解説します。
マイナンバーカードには以下3つの利用シーンがあります。
- 個人番号カードの利用(住民基本台帳情報の閲覧)
- 券面事項入力補助情報の利用(個人番号や個人情報の閲覧)
- 公的個人認証情報の利用者証明用(インターネット上での認証時に利用)
3つのシーンの利用時に【 異なる暗証番号 】を設定したい人は、1個人番号カード・2券面事項入力補助情報・3公的個人認証情報の利用者照明用の欄に異なる暗証番号(4桁数字)を記載します。
【 ひとつの暗証番号でいい 】でいい人は123カード共通の欄(赤の欄)に1つの暗証番号(4桁数字)を記載します。私はひとつの暗証番号を設定しました。
続いて「4公的個人認証情報の署名用暗証番号」ですが、これは「電子証明書を利用するとき」に使用する暗証番号です。e-Taxで確定申告をするときにも利用します。
この暗証番号を設定する際のルールは以下の3つ
- 英数字6桁~16桁であること
- 英数字が混在していること
- 英字は大文字であること
例えば【 A4FG8L9 】 といった感じの暗証番号になります。
余談ですが、この暗証番号メモ欄、なぜか10文字目に太字で線が引かれていますが、暗証番号ルールは6桁以上です。
Step4 マイナンバーカードの受け取り
いよいよ、市役所に個人番号カードを受け取りにいきます。
当日の持ち物は、以下の5点です。
- 通知カード
- 個人番号カード交付申請書
- 個人番号カード交付・電子証明書発行通知書 兼 照会書(ハガキ)
- 個人番号カード暗証番号設定メモ
- 本人確認書類(顔写真付き証明書 運転免許書など)
市役所に行き、本人確認のうえ交付手続きに入ります。
交付手続きでは、Step3でメモした「個人番号カード暗証番号設定メモ」に書いた暗証番号を見ながら、マイナンバーカード発行専用の大きなタブレットに【 自分で入力 】します。
もちろん、わからない点は市役所の方が丁寧に教えてくれます。
暗証番号入力後、市役所の方がマイナンバーカードと電子証明書に暗証番号を登録し、マイナンバーカード・電子証明書が発行されます。
「個人番号カード暗証番号設定メモ」は返却されますので、「暗証番号」を忘れないように保管をしておきます。
マイナンバーカードと電子証明書の暗証番号は異なりますので、暗証番号を入力する際は、どちらの暗証番号を入力する必要があるのかをよく確認してください。
まとめ
証明写真の撮影からマイナンバーカードの発行までの手順を解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。
これから、必要な手続きは電子化されていき、マイナンバーカードと電子証明書で認証するようになってくると思います。
また、新型コロナウイルスの影響により、インターネットを使ったライブ配信やオンライン会議、電子申請などが見直されることになると思います。
コロナ騒動が落ち着いたら、早めにマイナンバーカード+電子証明書を準備しておいたほうがいいのかなと思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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