みなさん、こんにちは。
埼玉県ふじみ野市でITサポートを行っているSORAの関口です。
新学期に入り新たにスマホを購入された方もも多いのではないでしょうか。
中学2年生の息子の周りでもスマホを持ちはじめ、家族1人1台スマホ時代です。
スマホは大変便利で良いのですが、気になるのがラニングコストです。
アルバイト代の半分が、家族の通信費に消えているという話をよく聞きます。
先日、お客様から(以下Aさん)「スマホ料金を安くしたい」とご相談を受けました。
今日は「毎月6,000円のスマホ料金節約術」をご紹介します。
Aさんの携帯電話料金の悩み
Aさんの契約内容を確認させていただいたところ、毎月の請求金額が1台約8,000円、ご夫婦2台で毎月約16,000円を支払っているとの事でした。
そこで、電話会社と契約内容、スマホの使い方を見直し、Aさんご夫婦2台で毎月3,960円の支払いまでコストダウンができました。
スマホ1台あたり毎月約6,000円の節約です。
みなさん、スマホの契約プランはドコモやauなどの携帯電話会社の勧められたままになっていませんか?
スマホの契約プランと使い方を見直すことでコストダウンが可能です。
スマホ料金の仕組み
「スマホ料金の節約術」のご紹介の前に、スマホの料金体系についてにご説明をします。
スマホの料金体系は以下の通りになっています。
スマホ購入時にかかる初期費用が、スマホ本体代と契約手数料です。
スマホの本体代は2年間継続利用を前提として、本体代を分割して割り引く「本体代実質0円」として販売をされている場合があります。
スマホ購入後に毎月かかる費用が、通話料と通信料です。
この通話料と通信料ですが支払い方法が違います。
通話料は、電話で話した分だけ支払う【従量制の後払い方式】、通信料は、SNSや動画など今月使う分だけ支払う【定額性の前払い方式】です。
そして、通信料は予定分を使っても使わなくとも料金は変わりません。
Aさんの契約プランは下記のとおりでした。
携帯会社 | au | |
通話料 | スーパーカケホ(1回5分以内無料) | 1,700円 |
5分以上の通話料 |
500円 |
|
通信料 | データ定額20(20GB) |
6,000円 |
合 計 | 8,200円 |
Aさんはご夫婦で同じ契約内容でしたので、8200円×2台=16,400円でした。
ドコモやauなどの通信会社に勧められたプランのままで契約されている方は、Aさんと同じような契約内容になっている方が多いです。
Aさんも「auショップの店員に勧められた契約プランのまま」とのことでした。
スマホ料金を節約するポイントは、通信料の契約内容の見直しです。
通信料の仕組み
スマホの通信料金は「通信容量」により大きく変わります。
スマホは「通信容量」が大きくなればなるほど月額料金が高くなります。
「通信容量」とは「通信データが入る桶」のようなものです。
スマホの通信は、インターネットからパケットという単位でデータ受信をします。
このパケットが入る容量(桶)の大きさが「通信容量」です。
auの「データ定額20(20GB)6,000円」は毎月「20GBのパケットが入る桶を契約している」ということになります。
「通信料」は「通信容量」に比例しますので、「通信容量」を小さくすれば「通信料」が安くなります。
例えばauの通信料プランでは、「データ定額1(1GB)が2,900円/月」「データ定額20(20GB)6,000円/月」ですので、毎月の通信料を1GBに抑えれば、毎月1台で3,100円が節約できます。
よって、スマホの通信費を抑えるには、適切な通信容量のプランを契約することがポイントになります。
Aさんは「データ定額20(20GB)」の契約をされていましたが、実際に使用していた通信容量は多い月でも3GB程度でした。17GB分が過剰な契約状態でした。
では、適切な通信容量を調べるためにはどうしたらいいでしょうか?
今の通信容量を確認する方法
スマホの通信容量を知るには2つの方法があります。
ひとつが請求書や利用者専用ホームページによる確認と、もうひとつがスマホ本体からの確認です。
請求書・利用者専用ページによる確認方法
ドコモ・auなど携帯会社から毎月送付されてくる請求書には先月のパケット通信容量が記載されています。
また、各社とも利用者専用ページから請求内容が確認できるようになっています。
ここでは私が利用している「ワイモバイル」を例に説明をしていきます。
■「My Y!mobile」にログインし「ご利用料金の内訳を見る」
■「データ定額料」が記載されています。
この時の私のスマホ代は¥3,211円でした。
■最下段に「通信使用量」が記載されています。私の今月の使用容量は600MB(0.61GB)でした。
スマホ本体による確認方法
最近のスマホは、毎月の通信容量を確認できるようになっています。
Androidスマホの場合、以下の手順で通信容量を確認できます。
■Androidの「設定」から「データ使用量」をタップ
■月ごとの通信容量が確認できます。
また、アプリケーション毎の通信容量も確認できますので、どのアプリが一番通信をしているのかも一目瞭然です。
みなさんは、毎月どのくらいの通信容量を使用されていたでしょうか?
もしかしたら、今の契約プランに見合った通信容量だったかもしれません。
しかし、スマホの使い方を変えれば通信容量を抑えることが可能です。
Aさんは、スマホの使い方を変えたことにより、毎月の通信容量を3GBから1GBへと節約し、更に安い通信料金プランで契約することができました。
Wi-Fiを使用してスマホの通信容量を抑える
スマホの通信容量は4G/LTE通信時のみに適用されます。
よって、スマホをWi-Fi(無線LAN)に接続して通信すると、スマホの通信容量はカウントされません。
Aさんのスマホの使用用途は、外出先では乗り換え案内・Googleマップ・Web検索・LINE等のSNSで、自宅ではYouTubeでの動画視聴やストリーミングによる音楽を楽しむことでした。
YouTubeや音楽配信はパケット料が非常に多く通信容量を圧迫します。
Aさん宅には既に光回線による通信環境が整っていましたので、新たにWi-Fi(無線LAN)アクセスポイントを設置し、Aさんご夫妻が自宅でスマホを利用するときには、すべてWi-Fi経由で通信するように設定をしました。
この設定により、通信容量を3GBから1GBへと抑えることができましたので、後は適切な契約プランへと切り替えるだけです。
適切な契約プランに切り替え
Aさんの毎月の通信容量が見えましたので、後は毎月の通信容量に見合った契約プランに切り替えることになります。
Aさんは今までauを利用してきましたので、「データ定額20(20GB)6,000円/月」から「データ定額1(1GB)」が2,900円/月」への契約変更だけでも、毎月1台3,100円2台で6,200円を節約することが可能です。
しかし、Aさんは「可能であればもう少し節約をしたい」とのことでしたので、今回は「ワイモバイル」へのナンバーポータビリティ(MNP)を行うことにしました。
「au」から「ワイモバイル」へナンバーポータビリティ(MNP)を行うことによりauで毎月8,000円かかっていたところを、毎月1,980円まで節約することができます。
毎月1台あたり約6,000円の節約になります。
ご参考までに、2017年4月現在の主な携帯電話会社のスマホ料金比較表を載せておきます。
ナンバーポータビリティ(MNP)で変わること
「携帯会社を変えて安くできることは知っているのだけど、色々と設定が大変そう」という話しはよく聞きます。
ナンバーポータビリティでは、電話番号は変わりませんが、それ以外のことが変わります
。特に大きな変更点が「スマホ本体」と「キャリアメールの変更」です。
auからワイモバイルへの本体の移行は通信方式の違いからできませんでしたので、今回はワイモバイル契約時に新しい本体を購入。
メールアドレスも「axxxxx@ezweb.ne.jp」が「axxxxx@ymobile.ne.jp」へと変更になりますので、Aさんのお知り合いの方に「メールアドレスの変更」通知を行いました。
その他、アプリやLINE等のデータや設定は手動にて引き継げますので「ワイモバイル」契約後に行いました。
Aさんは、1台あたり毎月6,000円の通信代を節約しながら、今までどおりスマホを使うことができるようになりました。
まとめ
ここまでお読みいただきありがとうございました。
「スマホは便利そうだけど、契約内容がわかりづらい」という声をよく聞きます。
私が各携帯会社の料金プランを見てもプランを細かく読み解かないと、正直わかりません。
今のスマホの契約がわかりづらいのは、お客様の利用状況を想定しないで、本体代+通話代+通信料をひとつのパッケージとして販売しているからです。
だから、3GBしか使わないお客様に対して20GBもの過剰契約をしてしまうのだと思います。
1人1台スマホを持つ現代は毎月の通信料が大きな負担ですので、携帯会社の勧めた契約プランのままではなく、ご自身で適切な通信容量を見極め、適切なプランをご検討ください。
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